小林牧場(備前牛)
耕畜連携の推進 飼料へのこだわり
県内有数の規模で肉牛の肥育経営を行っている牧場であり、飼養頭数は6000頭を超えます。また、大規模畜産経営だけでなく、地域における耕畜連携の中心的役割を担っています。
和気町飼料米利活用協議会へ畜産農家の代表として参加するとともに、飼料用米の取扱量も年々増加させています。
和気町等で生産された籾(もみ)を、全国でもトップクラスの発酵技術を有するメーカーで、ビール粕、フスマ(麦の外皮)、糖蜜、納豆菌、麹が添加され、飼料用米56%の籾サイレージへと加工されたものに、おから等の粕類、稲わらや乾草等の粗飼料及び配合飼料等と混合し、飼養する肉牛の肥育前期から後期を通じてあたえています。
より消化率の向上を図り、上記のメーカーと改良に取り組んでいるので肉質の更なる向上が期待できます。
食肉のプロが絶賛する肉質
(有)小林牧場では、生産される肥育牛を「備前牛」として商標登録しており、出荷する牛1頭1頭に商標登録証の写しを発行し、商品のブランド化を図っています。
「備前牛」は、肉のクセや臭みがなく、ジューシーで美味しく、食べやすい牛肉として高い評価を得ています。わが社の会長であり(公財)加古川食肉公社理事長を務める、今まで数限りない肉牛を見て、食してきた松岡勝昭も、「うまいええ牛」と高く評価しています。
また「備前牛」は、主に東京都中央卸売市場食肉へ出荷されているため、岡山で「備前牛」を食べた人は少なかったそうですが、最近では逆輸入的な感じで「備前バーガー」「備前カレー」などで備前市でも多くの人達に食されています。
各種イベント出店時も、予想を上回る販売数で認知度がどんどん上がっており、その勢いはとどまるところを知りません。